Do Best Until Tomorrow

明日のために今日を頑張る記録

上下関係の理想の隔たりを埋める

今日は上司と部下のあるべき姿について,

考えてみたいと思います.

 

個人的な話ですが,私の現在の上司は,

人についてのあるべき姿というのを,

非常に強固に持っている方です.

 

しかし当然ながらそのあるべき姿は上司にとってのものであり,

あまり部下との共有や摺り合わせをされる方ではないため,

部下の側としては多少の思うところはあります.

 

そもそもなぜ同じ方向を向いている筈の上司と部下で,

理想の姿に差が生じるのでしょうか.

 

部下の目線での自分のあるべき姿とは,

自分の得意なことを活かして,

振られた仕事を完璧にこなすというところでしょう.

それを実現できるように,

得意分野の第一人者でありたいという場合が

多いのではないでしょうか.

 

一方で上司は複数の部下の仕事を管理し,

全ての仕事を平行して進めていくという役割があります.

上司の目線での部下の理想とは

全員が同じ様に複数の分野に対応出来,

誰かが欠けたりしても滞りなく仕事が進む状態でしょう.

そのため,個々の部下が得意分野に当たるだけでなく,

他の人の仕事が出来るような多能化を求めるのです.

 

この多能化要求が隔たりを生む最大の要因

なのではないかと考えています.

 

多能化要求で振られた仕事が,

得意分野と親和性の高い分野であれば,

相乗効果も期待できるでしょう.

しかし振られた仕事が,得意分野とかけ離れた

寧ろ苦手分野に近いものであれば,

部下の側は上司に不信感を抱きかねません.

 

こういった理想の差を埋める努力を日頃からしないと,

仕事の効率が落ち,上司部下双方にとって

良くない結果となることでしょう.

 

このような理想の隔たりを埋められるよう,

日頃から考えを共有すべきです.

そして部下の側であれば自分の理想を

上司の理想に近づけるよう意識し,

上司の側は出来るだけ相乗効果を生むことが出来る,

部下のやりたいことに近いことを宛がうのが

良いのではないかと思います.