2017-11-02 ものづくりWEB PDF教材「機械設計の基礎を学ぶ」を読んで 最近機械図面を書く仕事を振られました.学生時代から機械的な分野は苦手でしたし,基本はソフト屋さんなので中々敷居が高い話です.とはいえここである程度機械のことが出来るようになれば,技術者としてより広い範囲に対応出来るようになるので,ありがたい話でもあります.まず第一歩としてものづくりWEB様<<http://d-engineer.com/>>のPDF教材「機械設計の基礎を学ぶ」を読んでみましたので,書評としてアウトプットしたいと思います.この教材は.機械設計に携わるエンジニア向けの資料の導入編にあたります.私のように機械設計について何もわからない人間に対し,機械設計の仕事の全体像を平易に説明したものです.設計とはアイディアを形にする仕事であり,そのためには様々な知識が必要になりますが,具体的にどのような知識が求められているかが明示されており,設計する上でどんなことを調べれば良いかが見えるようになります.また設計の質はコミュニケーションの質であると明言されており,先輩とのコミュニケーション,関係部署からの情報収集などが,なぜ必要でどう役立てるのかということも明確に書かれています.設計においては構想設計・基本設計・詳細設計という3プロセスがあり,それぞれどのようなことを行い,どのような知識が必要となるということが理解出来るため,何をしたら良いかわらかないという状態からは抜け出せるでしょう.後半ではQCD (品質・コスト・納期) のことにも触れており,設計の仕事がものづくりの中でどのような影響を果たすのかが読み取れます.この資料においては,設計とはどういう仕事であり,設計をするためにはどのような知識が必要になるのかが分かりやすく書かれています.始めて機械設計に携わる人だけでなく,テキスト紹介にあるような営業,生産技術,購買などに携わる人や学生も.機械設計の仕事を理解するのに役立つでしょう.資料自体は無料で手に入れることが出来ますので,私のように突然機械設計をすることになったときは,目を通す価値はあるかと思います.