Do Best Until Tomorrow

明日のために今日を頑張る記録

感情で記憶をコントロールする

人間は様々なことを記憶しています.
特に印象深い記憶は良かったこと悪かったことのどちらも
当時の感情と共に思い出すことが出来ます.
つまり感情と記憶はつながっており,
強い感情とセットの記憶は強く残るのです.

特に悪い感情とセットになっている記憶は,
脳が解決していない問題だと認識しているそうです.
ふとしたときにこの件は解決していないよ,
と脳が嫌な記憶を思い出させるのです.

しかし思い出す人間はそれを解決していない問題だと認識できず,
ただ当時の悪い感情を復元して問題をそのままに終わってしまいます.
こうして嫌な記憶はいつまでも忘れられず残ってしまいます.

それではどうしたら嫌な記憶を思い出さずに済むのでしょうか.

答えは難しいことではありません.
嫌な記憶を思い出した時に,感情を抑えれば良いのです.
嫌な記憶の当時の悪い感情を思い出さないようにして,
他人事のようにもう終わったことだと言い聞かせましょう.
そうすることで嫌な記憶は薄れ,思い出す頻度も減らせます.

思い返せばその時は嫌な思いをした記憶であっても,
成長の糧になったと認識していることにはあまり悪い感情は浮いてきません.
人は成長と共に自然と嫌な記憶を昇華出来るのかもしれません.