分からないことへの自覚
という言葉の2つの受け取り方が
一方は知識があるように振舞っているが,
実際にはちゃんと分かっていないという内容を持って,
他者の知識不足を非難する意味合いで,
もう一方は自分では分かったような心算でいても,
中々本当のことは分からないのだという
自戒の意味合いで記されています.
後者の表現に関しては,
あるのだと思います.
人間は年を重ねるごとに,
自分が物事を知らないことを,
自覚していくものだと考えています.
そして知らないということを自覚したときに,
知らないのだからしょうがないと諦めるのか,
知らないのだから知らないなりに出来ることをやるのか,
知らないのだから知ろうと努力をするのか,
というようにどのように動くのかで,
その後どうなるのかというのも大きく変わっていくことでしょう.
納期のある仕事の過程であるとか,
或いは完全に分業であるのであれば,
知らないなりに出来ることをやるのでも良いかもしれません.
そういった制約が無い限りは,
勿論例外もあることでしょうが,
人間は幾つになっても学ぶことが出来る生き物ですから,
極力知ろうと努力をしていきたいものです.