他者に求める理想と現実
自分だけに関わることは自分の力でどうにでもなりますが,
他者が関わるとそうはいきません.
他者は自分の関与で少し変えることは出来ても,
本質的な部分では自分の思い通りにはならないのです.
それなりに距離を置いた関係性であれば,
相手が思い通りにならなくてもしょうがないと思えるのですが,
身近な人間が相手だとそうはいきません.
これは相手の行動が自分の生活に直接関わるため,
どうにも出来ない自分のこととなって気になってしまうからではないでしょうか.
このジレンマを乗り越えるにはどうすれば良いかを考えると,
結局のところ他者は自分の思い通りにはならないことを受け入れ,
思い通りにならない中で自分のために動くというところに落ち着きます.
今回書いたような解決法は過去にも書いていたと記憶していますが,
こうしてまた書いている時点で,それを実践出来てない現実に恥じ入ります.
他者が思い通りにならない現実を受け止め切れるようになるのが先か,
それとも自分が世を去るのが先かという次元の問題なのではないかとも思いますが,
少しずつでも自分を成長させ,
他者の動向に心を動かさないで済むような人間になっていければと思います.