Do Best Until Tomorrow

明日のために今日を頑張る記録

感情で記憶をコントロールする

人間は様々なことを記憶しています.
特に印象深い記憶は良かったこと悪かったことのどちらも
当時の感情と共に思い出すことが出来ます.
つまり感情と記憶はつながっており,
強い感情とセットの記憶は強く残るのです.

特に悪い感情とセットになっている記憶は,
脳が解決していない問題だと認識しているそうです.
ふとしたときにこの件は解決していないよ,
と脳が嫌な記憶を思い出させるのです.

しかし思い出す人間はそれを解決していない問題だと認識できず,
ただ当時の悪い感情を復元して問題をそのままに終わってしまいます.
こうして嫌な記憶はいつまでも忘れられず残ってしまいます.

それではどうしたら嫌な記憶を思い出さずに済むのでしょうか.

答えは難しいことではありません.
嫌な記憶を思い出した時に,感情を抑えれば良いのです.
嫌な記憶の当時の悪い感情を思い出さないようにして,
他人事のようにもう終わったことだと言い聞かせましょう.
そうすることで嫌な記憶は薄れ,思い出す頻度も減らせます.

思い返せばその時は嫌な思いをした記憶であっても,
成長の糧になったと認識していることにはあまり悪い感情は浮いてきません.
人は成長と共に自然と嫌な記憶を昇華出来るのかもしれません.

前例のない新しいことを生み出すには

生きていく中のどこかで,前例のない新しいことを
生み出す必要があるでしょう.

大学や高専などでは今まで誰もやっていないことを,
論文にまとめる必要があります.
また仕事においてはこれまで誰もやっていないような,
革新的なものを生み出す必要があるのではないでしょうか.

新しいことを生み出す必要があるまでは
前例をなぞれば良かった筈です.
そこから前例のない状態に追い込まれてしまうと,
何をすれば良いのかわからなくなるかもしれません.
しかし世の中にどれだけ
ゼロから生み出されたアイディアがあるのでしょうか.

スティーブジョブズは次の言葉を言っています.
「クリエイティビティとは,何かと何かを繋ぐことにすぎません.」
実際世の中のアイディアは大抵既存の技術の組み合わせです.
そして技術の元を遡れば自然現象に行き着きます.

例えば無線通信という技術もなぜそこに至ったかを考えてみると,
ラジオ,有線通信,電話,糸電話などが
元にあったことが想像出来るでしょう.
そして大元には音波という自然現象なのではないかと考えます.

前例のない新しいことを生み出すときには,
肩肘を張らずに実現したい結果を考え,
そのために組み合わせるものを探す力があれば良いのではないでしょうか.

本日の記事はものづくりウェブ様の
ものづくりウェブ通信第4回を参考に作成しました.

人を説得するときには理詰めにしない

私が理系だからというのももしかしたら一因なのかもしれませんが,

他者を説得しようとするときには物事を理詰めで話がちです.

 

理論的に正しければ相手も納得せざるを得ないはずだと思っていましたが,

現実には余計に拗れることの方が多いです.

これはなぜでしょうか.

 

個人的な考えではありますが,

理詰めの説得で話が拗れる最大の要因は,

聞く側の感情に配慮出来ていないことが多いからなのではないかと思います.

 

まず理論的な説明を受けて内容を理解出来ているかを考えると,

理解出来ていれば良いですが,

理解出来なければよく分からないと思って

適当なことを言っているのではないかという不信感を抱く可能性があります.

 

また理解出来ているかどうかに関わらず,

聞く側は説き伏せられることによる敗北感と

それに対する反発心を抱くかもしれません.

 

理論的な説明というのは理論が理解でき,

かつその理解の際に悪感情を抱かないときに

初めて納得が出来るのでしょう.

 

そのためにはただ機械的に説明をして理解させるのではなく,

相手の感情に配慮して伝え,納得して貰う必要があるのだと思います.

 

自分が正しいと思ったときは,

その認識を拠り所として一旦心を落ち着かせ,

どうしたら相手の感情を害せず説得出来るかというところまで

視野を広げられると良いのではないでしょうか.

他者に求める理想と現実

自分だけに関わることは自分の力でどうにでもなりますが,

他者が関わるとそうはいきません.

他者は自分の関与で少し変えることは出来ても,

本質的な部分では自分の思い通りにはならないのです.

 

それなりに距離を置いた関係性であれば,

相手が思い通りにならなくてもしょうがないと思えるのですが,

身近な人間が相手だとそうはいきません.

これは相手の行動が自分の生活に直接関わるため,

どうにも出来ない自分のこととなって気になってしまうからではないでしょうか.

 

このジレンマを乗り越えるにはどうすれば良いかを考えると,

結局のところ他者は自分の思い通りにはならないことを受け入れ,

思い通りにならない中で自分のために動くというところに落ち着きます.

 

今回書いたような解決法は過去にも書いていたと記憶していますが,

こうしてまた書いている時点で,それを実践出来てない現実に恥じ入ります.

他者が思い通りにならない現実を受け止め切れるようになるのが先か,

それとも自分が世を去るのが先かという次元の問題なのではないかとも思いますが,

少しずつでも自分を成長させ,

他者の動向に心を動かさないで済むような人間になっていければと思います.

評価ポイントの違い

人間自分が頑張った点は評価されたいものだと思います.

試行錯誤した部分,特に時間をかけた部分など,

やったことの中で思い入れが強くなるのは,

そういった手間のかかった点でしょう.

 

しかし現実には中々そういった点を評価されることはありません.

仕事の片手間に作った

効率向上のマクロやバッチファイルなどの方が

手間取った仕事よりも評価され,

釈然としない思いを抱くこともあるかもしれません.

 

そうはいっても評価する側の目線で考えれば,

これは当たり前のことでしょう.

評価する人にとっては結果が全てです.

どんなに手間をかけようが,片手間の仕事であろうが,

出来上がったものの質こそが判断材料になります.

 

そして評価する人にとって益のあるものであれば,

例え片手間で作られたようなものでも,

印象は良くなるでしょう.

 

我々には過程を評価して欲しいという気持ちが少なからずありますが,

残念ながら過程は相手からは見えませんし,

同じ仕事をして貰うのでもさっとやる人と物凄く頑張る人だったら

次はさっとやる人にお願いしたいとなるでしょう.

 

自分のやる仕事について評価するのは他者ですから,

他者がどのような点を重視するのか,

他者がどのように感じるのかを考えて仕事に望み,

もし自分にとって重要じゃないところが評価して貰えたのならば,

その点を踏まえてどんなことをすればよいのかを

考えてみるのもありかもしれませんね.

ものづくりWEB PDF教材「機械設計の基礎を学ぶ」を読んで

最近機械図面を書く仕事を振られました.
学生時代から機械的な分野は苦手でしたし,
基本はソフト屋さんなので中々敷居が高い話です.
とはいえここである程度機械のことが出来るようになれば,
技術者としてより広い範囲に対応出来るようになるので,
ありがたい話でもあります.

まず第一歩としてものづくりWEB様<<http://d-engineer.com/>>の
PDF教材「機械設計の基礎を学ぶ」を読んでみましたので,
書評としてアウトプットしたいと思います.

この教材は.機械設計に携わるエンジニア向けの資料の導入編にあたります.
私のように機械設計について何もわからない人間に対し,
機械設計の仕事の全体像を平易に説明したものです.

設計とはアイディアを形にする仕事であり,
そのためには様々な知識が必要になりますが,
具体的にどのような知識が求められているかが明示されており,
設計する上でどんなことを調べれば良いかが見えるようになります.

また設計の質はコミュニケーションの質であると明言されており,
先輩とのコミュニケーション,関係部署からの情報収集などが,
なぜ必要でどう役立てるのかということも明確に書かれています.

設計においては構想設計・基本設計・詳細設計という3プロセスがあり,
それぞれどのようなことを行い,どのような知識が必要となるということが
理解出来るため,何をしたら良いかわらかないという状態からは抜け出せるでしょう.

後半ではQCD (品質・コスト・納期) のことにも触れており,
設計の仕事がものづくりの中でどのような影響を果たすのかが読み取れます.

この資料においては,設計とはどういう仕事であり,
設計をするためにはどのような知識が必要になるのかが分かりやすく書かれています.
始めて機械設計に携わる人だけでなく,
テキスト紹介にあるような営業,生産技術,購買などに携わる人や学生も.
機械設計の仕事を理解するのに役立つでしょう.

資料自体は無料で手に入れることが出来ますので,
私のように突然機械設計をすることになったときは,
目を通す価値はあるかと思います.

人間と働きアリの法則

働きアリの法則というのは,

働きアリは物凄く良く働くのが2割,普通に働くのが6割で,

残りの2割は何もしないというもので,

良く人間社会に当てはめられる話だと認識しています.

 

何もしない2割でいても差し支えないのならば良いですが,

人間社会においては何もしない2割は不要と思われ,

居場所を失うことも少なくありません.

そして残った8割はまた同じように2:6:2になっていくようです.

 

我々は生きていく上で何もしない2割にならないよう

心がける必要があります.

そのためには気を抜かず目の前のことに

真面目に取り組まなければなりません.

 

しかし現実には気を抜かずにいるということは難しく,

節目節目の一区切りで気が抜け,

人によってはそのタイミングで

何もしない2割に入ってしまうでしょう.

 

気を抜かずに人生を走りきるというのは難しく,

実際にそう生きている人はいないでしょう.

とはいえ普通に働く6割に収まる程度に頑張るのでは,

何もしない2割が淘汰されていく中で,

ふとしたときに最下層に落ち込むかもしれません.

 

色々経験をして周りの人との差を認識すると,

自分に限界を設けてしまうかもしれません.

それでも歯を食いしばり,

良く働く2割でいられるよう頑張れたらと思います.