悪口を言わないということを実践するには

人との信頼関係を築くための，

心掛けについての掘り下げの第3回目となります．

悪口を言わないというのは言葉にすると簡単ですが，

実践するのは中々難しいのではないかと思います．

パッと思い付く対策は，

とにかく悪口を口に出さないよう自制するとなりますが，

この対策は精神力頼りですし，

悪口の元となる相手への不満は心の中にある訳ですから，

ふとした拍子に表に出してしまうかもしれません．

そこでもう少し深く，悪口を言わないようにする

方法について考えてみます．

まず悪口というのは，上でも挙げましたが，

特定の相手への不満が元にあります．

相手の行動や言動への不満を解消するには，

なぜそういうことをするのかという

相手の背景を理解し，納得するのが良いかと思います．

相手の不快な点について感情を乗せるのではなく，

ただ事実として理解，納得することで，

相手に抱く不満が減り，

それを外に出すことも減らせるでしょう．

また他者の悪口を聞くという状況もあるでしょうが，

その時の振る舞いにも注意が必要だと考えます．

会話で重要なのは相手の意見に共感することで，

相手をスッキリさせることではありますが，

悪口に共感するのは自分も悪口を言っているのと同じです．

悪口については相手の気持ちを理解，納得するに留め，

共感しないよう心掛けら方が良いでしょう．

悪口を言わないようにするためには，

他者の気に入らない点について極力感情を挟まず，

ただ事実として理解，納得するのが，

重要なのだと考えています．